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空に見える星はすでに消滅しているかもしれない?【光と時間の問題】

生活

こんにちは。ニャンさんです。

私は昔から星を見るのが好きなんですよね。よく夜に散歩をするのですが、星がたくさん見える日はラッキーだと感じます。

さて、星に関して、個人的に大好きな話があります。
中学生の時に理科の授業で習った話ですが、私たちがふだん見ている空の星は、実は今この瞬間には消滅しているかもしれないという話です。

その理由は星の光が地球に届くまでタイムラグがあるから。

???

…と思われる方もいるかもしれませんが、これを理解するためには、「光の速さ」に関する知識を得る必要があります。

この問題を突き詰めていくと、そもそも物質が「存在する」とは何を意味するのか…という深淵の問いかけにまで発展する、とても神秘的なお話です。

難しくはないので、興味がある方はぜひお付き合いくださいな。

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私たちが見ている星はリアルタイムの姿ではない

 私たちがふだん目にしている空の星、あれはリアルタイムの姿ではありません。星から出た光が私たちの網膜に届くまでに、時間がかかるからです。

ようするに、われわれは星の過去の姿を見ている訳なのですね。
光が届くのにどれくらい時間がかかるかは、光の速さ星との距離から計算できます。

光の速さ

光の速さは、真空中で秒速30万㎞と言われています。
つまり、地球から30万km離れた星の光が届くのに、1秒かかるということ。

これだけだとイメージが沸きにくいので、いくつか例を出しましょう。

地球一周

地球の周径は4万kmくらいなので、光はだいたい0.13秒で地球を一周します。
めちゃ速いですよね…。

月と地球の距離は一定ではありませんが、ここでは40万kmと仮定します。
この場合、月の光が届くのにだいたい1.3秒かかります。

太陽

太陽と地球の距離は、およそ1億5000万km。けっこう遠いですよね。
これだと、光が地球に届くまで8分少々かかってしまいます。

ケンタウルス座アルファ星

太陽系から最も近い恒星系と言われる「ケンタウルス座アルファ星」。地球からここまでの距離は、なんと約40兆kmになります。

なので、この星からでた光が地球に届くには、4年くらいかかってしまうのですね。

カシオペア座V762

肉眼で見える星の中で、最も遠くに位置するという説があるカシオペア座V762。その距離なんと、1万6000光年!(kmに変換したければ、×9.5兆してください笑。)

つまり、私たちが目にしているカシオペア座V762は、およそ1万6000年前の姿ということになるのです。

このように、私たちが見ているこれらの星はリアルタイムの姿ではなく、それぞれ過去のもの。しかも、それぞれが異なる時代の姿なのです。

異なる時代の星の姿が、一つの時代で同時に見えている…という、不思議な現象。これが夜空の星なのですね。

私たちが見ている星はすでに消滅しているかもしれない?

さて、ここで冒頭の疑問に戻ります。
私たちが目にしている星は、今この瞬間にこの世に存在しているのか?ということです。

星にはそれぞれ寿命があり、これは質量の大きさなどで決まってくるそうですが、太陽の場合でだいたい100億年くらいとのこと。

例に出したカシオペア座V762の場合、星の光が私たちの元に届くまでに、1万6000年という膨大な月日がかかります。つまり、その間に星の寿命が尽きることも十分にあり得るのですよ。

夜空に見える星は、ひょっとしたらもう既に滅びているかもしれない。
そう考えると、少し不思議な気分になってきますね。

まとめ

以上です。

  • 星の光が地球に届くまで時間がかかる
  • 私たちが見ている星は過去の姿
  • 今この瞬間には消滅しているかもしれない

光が時間をかけて宇宙を旅し、地球に到着することで、私たちは星を見ることができるのです。そして夜空に浮かぶ無数の星々は、それぞれ異なる時代の姿。

安倍晋三と織田信長と卑弥呼とアウストラロピテクスが同時に見えているようなものでしょうか。まさにオールスター感謝祭。

もちろんこの例は星だけに限らず、すべての物質に当てはまります。私たちの身近な空間の姿も、正確にはほんのわずかに過去のものなのです。

突き詰めると、「今この瞬間」とはいつのことだか分からなくなるし、そもそも「存在」という概念自体が曖昧になってしまいます。

こういった話から私が感じるのは、人間という存在は宇宙から見たらとてもちっぽけなもので、しかもよく分からない曖昧な概念の中で生きている…ということ。

なので、ほどよく気楽に生きていこうと思うのですわい。

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