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【感想】ソング・オブ・ザ・シー海のうた|絵本のようなアイルランドの童話アニメ

映画

こんにちは。ニャンさん@nyankodearuです。

今回はアイルランドのアニメ映画『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』という作品の紹介です。

私は普段…というか人生で、ほとんどアニメを見ていないんですよ。
子供のころにジブリ映画を見たくらいでしょうか。ディズニーもあまりよく分かりません。

しかしですね、そんな私でもこの『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』という作品は楽しく鑑賞できました。なんというか、絵本のような映像とケルト音楽がミックスされ、おとぎ話の世界観を見事に表現できているんですよね。

子どもから大人まで楽しめる、そんな作品だと思います。

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ソング・オブ・ザ・シー 海のうた~あらすじ~

物語は主人公であるベンの幼少期から始まる。父コナー、母ブロナーと三人で暮らしていた。ブロナーはお腹に女の子を宿しており、ベンは妹の誕生を待ちわびる毎日。

しかしある日、ブロナーは突然別れを告げ、海へと姿を消してしまった。
残されたのは誕生したばかりの妹、シアーシャだけだった。

それから数年が経過し、いまだに心の傷が癒えないコナーとベン。
幼いベンとシアーシャの教育も十分にされていないため、兄妹は祖母に引き取られることになった。

しかし、祖母の家でも満足した生活を送られず、問題を起こす兄妹。二人は父の元に戻るため、脱走を試みる。

自分たちの家を目指す道中、徐々にブロナーとシアーシャの秘密が明かされていき、ベンは自分を省みることになる…。

ソング・オブ・ザ・シー 海のうた~感想~

安心感のある絵本のような映像ながら、やや物悲しいテーマの物語。
主人公ベンと父コナーは、ブロナーを失った悲しみを克服できず、現実を直視した生活を送ることができません。

母のブロナーは『セルキー』という種族だったのですが、この言葉は私たち日本人には馴染みがありませんよね。セルキーは人間に変身するあざらしの妖精のことで、上陸するときに「皮を脱ぐ」ことで人間になります。

この物語で重要な役割を持つ「白いコート」は、あざらしの皮を意味するのですね。
そして伝承では一定の時間しか人間の姿で暮らすことはできず、その後は海に戻らなければいけません。これがブロナーが家族の元を去った理由なのです。

一方で、妹のシアーシャはセルキー(母)と人間(父)のハーフなので、セルキーと人間のどちらでも生きられるという設定らしく、最終的には人間として暮らすことを選択しました。

物語中、シアーシャは徐々に衰弱していきました。私はこの描写をシンプルに解釈しており、シアーシャは人間社会での生活が息苦しかったのでしょう。

父のコナーは妻を喪失したショックから立ち直ることはできず、また兄のベンはつい妹に冷たくしてしまう。おまけに祖母にはむりやり都会へ連れてこられるという状況。

たしかにこれはうんざりしますよね。

この物語を通じて、ベンは自身の過ちに気がつき、シアーシャに八つ当たりするのは間違っていることを認めました。

ベンは当初、子憎たらしい可愛くないクソガキ(こら)だったのですが、それは母を失った喪失感からくるものだったのですね。ベンが自らを省みる描写は、とてもシンプルですが切ないです。

『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』という作品は、神話の中から教訓を得て、まるで絵本のように子供たちに伝える、アニメとしての役割を十分にはたした素晴らしい作品だと思いました。

余談ですが、監督を務めたトム・ムーア氏はジブリファンとのことで、少し和テイストな印象でしたね。

シアーシャの顔なんかは日本人っぽいです。

引用:ソング・オブ・ザ・シー海のうた カートゥーン・サルーン

途中で登場した魔女マカは湯婆婆っぽかった(笑)

引用:ソング・オブ・ザ・シー海のうた カートゥーン・サルーン

子供向けのアニメーションなので、あまりストーリーの深読みはせずに、素朴な気持ちで鑑賞してみましょう。

まとめ

以上です。

絵本のような安心できる柔らかい映像と、家族の切ない心情を描写した素晴らしいアニメーション。

子どもの頃からアニメをほとんど見なかった私でも楽しめたので、大人の方にもおすすめできますよ。

最近はアニメというより3D作品?が流行っているようですが、このようなシンプルな作風もいいですよね。

ジブリやディズニー以外からも、このようなオリジナリティあふれる作品がたくさん誕生することを期待しましょう。

~DVD~

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