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イスタンブール現代美術館|イスタンブール|トルコ*訪問記録*

トルコ

こんにちは。にゃんさん@nyankodearuです。

トルコで唯一ともいえる、前衛美術を中心に展示している『イスタンブール現代美術館』。

そのマイナーさと強気の価格設定から、訪問する日本人はかなり少ないと思われます。

私が実際に足を運んでみたところ…、予想外と言っては失礼ですが、なかなか実りのある鑑賞になりました。

ネットでの評判が微妙だったので、あまり期待はしていなかったのですが。

印象に残った作品は写真も撮影してきたので、ぜひご覧ください。

 

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イスタンブール現代美術館 基本情報

正式名称:イスタンブール現代美術館(Istanbul Modern)
住所:Asmalımescit Mahallesi, Meşrutiyet Caddesi No:99, 34430 Beyoğlu/İstanbul

 

イスタンブール現代美術館 訪問記録

イスタンブール現代美術館は、新市街のベイオールという地区にあります。

実は、本来の美術館は現在工事中で、この建物は一時的なものだそうです。

 

どことなく新宿伊勢丹っぽい雰囲気の外観。

普通のホテルと同じサイズで、周囲と比較しても特徴はありません。

 

一回で受付を済まし、エレベーターで二階に移動。

二階は企画展の作品が展示されており、この時のテーマは「The Event of a Thread: Global Narratives in Textiles」。

様々な生地を用いたアート作品が主でしたね。

 

裁断したジーンズを利用したアート。

 

 

こちらは手前に置いてある手袋を着用し、実際に生地の触感を確かめることができます。

 

三階に移動。

ここからは常設展のようです。

右側に吊り下げられている球状の作品は、デンマーク出身のオラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)が制作した作品で、タイトルは「Red Emotional Globe, 2010」。

なんだこれ…と思われるかもしれませんが、電球ですね。

 

“Körler için Resimler” Serisinden, 2004-2005、作者はHüsamettin Koçan。

「盲人のための絵」というシリーズの一作だそうです。

画像では分かりにくいですが、表面は凸凹しており、その質感は触ることでのみ理解できるというもの。

しかしながら、美術館に展示されている作品なので、触ることは叶わぬという…なんともいえない矛盾があるのです。

 

Fire 2010 Ramazan Bayrakoğlu

「Fire」という極めてシンプルなタイトルがつけられたこの作品。

木造の家が、炎により崩れ落ちるさまを描いています。

 

窓やショーケースのガラスが割られ、散乱している様子。

こちらの絵も正面から見るとぼやけ、自身との距離により見え方が異なります。

 

横から見ると、10センチほどの厚みがあるのが分かります。

 

 

写実ですね。

 

アメリカンテイストな作品。

 

こちらもまた味のあるアジアンテイストな作品。

一見掛け軸のようなシルエットに、大胆なペインティングがなされています。

ちょろっと見える動物が気になる…。

 

タヌキ風のなにか。かわいい。

 

ゴーギャンテイストの作品。

少し人間離れした表情をしています。

 

謎のオブジェクト。

 

毛皮を着用した女性…というか、動物の毛皮と連結した女性ですね。

「普段あなたが着用しているのはこういったものなんだよ!」というメッセージなのでしょうか。

 

四階です。

ここは個人的に好みの作品が多かった。

 

まず目につくのがこちらの作品。圧倒的な存在感。

詳細は不明ですが、粘土のような質感で、ソファー・少女・布団が一体化しています。

 

作品の詳細が気になりますが、説明は記載されていませんでした。

 

 

前衛的なカッティングのレザージャケット。

 

こちらは分かりやすいテーマの作品。

ムスリマ(女性イスラム教徒)が男女平等の権利を主張している様子です。

トルコはイスラム教の国ですが、「政教分離」しており、こうした作品の制作も認められているのですね。

 

まるで怨霊のようなごとき表情の女性たち。

書かれているのは「Pay Equal Job」

仕事や収入など、男女差別に対する抗議をしているのです。

トルコに滞在するとよく分かるのが、女性の活躍の場は限定されているということ。

例えばトルコの町中には至る場所にケバブ屋があるのですが、女性の店員というのはただの一人も見たことがありません。

スーパーなどでは女性もパラパラと見かけますが、業務はレジ打ちに限られますね。

 

Alp on a White Background, 2006 Taner Ceylan

まるでぶれた写真のような描写の作品。

描かれた人物は化粧をしており、一見すると女性だと認識されますが、タイトルにつけられた「Alp」というのはトルコでは男性の名称だそうです。

すべてがあやふやさを象徴しているかごとき作品。

 

 

五階は「アラ・ギュレル」というトルコを代表するフォトジャーナリストの作品展です。

アラの写真展は世界中で行われており、日本でも2019.6.30から、京都・東福寺にて開催。

ちなみにアラは、2018年に亡くなっています。

 

 

 

 

 

アラが使用していた機器なども展示されています。

 

まとめ

以上です。

紹介した作品は一部ですが、美術館の雰囲気はお伝え出来たかと。

イスラム教徒が99%を占めながらも、あくまで政治とは分断しているトルコならではの作品もあり、個人的には見ごたえ十分でした。

観光名所のガラタ塔の近くに位置しているので、併せて訪問するのもおすすめですね。
 

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